熱中症予防に大切なこと

熱中症の予防に1番大切なことは、水分補給です。熱中症が引き起こる大きな原因として水分不足が挙げられるので、こまめに水分をとることで熱中症の予防をしましょう。

とはいえ、誰でも条件次第で気づかないうちにかかってしまうリスクのある熱中症は、どのようなことに注意が必要なのでしょうか。熱中症の予防法を知り、正しく対処すると防ぐことが可能です。

まず、熱中症は夏だけのものではありません。5月の暑い日や梅雨明けなど、体が暑さに慣れていないときは特に注意が必要です。そのようなときは、喉が乾いていなくてもこまめに水分補給を行うことが重要となってきます。

特に高齢者は老化に伴って暑さを感じにくく、喉の渇きにも気づきにくいのが現状です。暑くなってきたら本人は喉が乾いていなくても周囲が気を配り、水分補給を促すことが欠かせません。塩分と糖分を含むスポーツドリンクや経口補水液は、水分の吸収が効率良く行えるので活用すると良いでしょう。

熱中症は、屋内でも起こる可能性があります。我慢せずにエアコンを使用し、室温を下げることが大切です。屋内でも風通しが悪かったり、湿気が高かったりする場所は注意しましょう。体温調節機能がうまく働かず体内に熱が籠るような環境では、熱中症になりやすいのです。

また、マスクの着用中にも注意が必要となってきます。口周りをマスクで覆うことで体温調整がうまく行えず、体に負担がかかるのです。どうしてもマスクが外せない場所でも、こまめな水分補給で熱中症対策を怠らないようにしましょう。