イベントナースとして働く場合の熱中症対策

看護師が活躍できる場は、医療機関以外にも多々存在します。その中には、熱中症のリスクが高い現場もあるのが実情です。そこで熱中症のリスクが高い現場で働く際には、自分自身の健康状態にも気を配らなければなりません。

たとえば、熱中症のリスクが高い現場としてライブ会場や野外フェス、スポーツ大会などが挙げられます。このような場所で働く看護師はイベントナースと呼ばれ、万が一に備えて救護室で待機するのが特徴です。救護室は施設内に設けられることもあれば、施設外のテントに設けられる場合もあります。

拘束時間は3時間~4時間と短いケースもありますが、基本的に日当制のため1日拘束されることが多いです。勤務時間は9時~21時など、長時間にわたることも珍しくありません。

1つのイベントに対して配置される看護師は1人~2人で、イベントで体調を崩す人が多いと当然ながら仕事の負担も増えます。また、自分自身が体調不良で仕事中にダウンしてしまうと、派遣会社や主催者側に迷惑をかけてしまうでしょう。

拘束時間が長いことを考えると、熱中症対策としてこまめに水分を摂る必要があります。ただし、カフェインが入った飲み物は避けることが大切です。服装は通気性のあるもの、少しゆったりめのものを選び、エアコンで室内の温度や湿度を調整しましょう。

体調不良で途中交代しなくても良いように、毎日の健康管理にも気をつけます。イベントナースは副業の場合が多いので、本業とのバランスを見ながら無理のない程度に抑えましょう。